私たち『小説塾』は、「小説は、あたたかな精密機械」だと考えています。このサイトの背景画像を見てください。歯車です。小説なのに、なぜ歯車なのかと思ったかたもいらっしゃると思います。
実は小説は、少しも狂いのない、精選された文字が連なった精密機械なのです。しかしながら、決して冷たい機械ではなく「あたたかな機械」です。この背景画像の歯車は、実は一つ一つ、手で彫られた木材で成り立っています。木の年輪まで見えませんか? あたたかな歯車──それこそが、小説を支える文字群の集団なのです。
小説を書くということは、精密機械を組み立てるようなものです。一つ一つの部品〈言葉=歯車〉を大切にしながら、破綻のない文字列の精密機械を完成させることによって、小説という大きな機械が作動し、作者は思った通りの場所へ読者を着陸させるわけです。小説という機械が正確に作動してこそ、それを読んだ人が癒されたり、心のなかに、あたたかなものを感じたり、感動したり、読んで良かったと思ったりするのです。
あなたは、あなたの書く作品で、読者にどんな読後感を持ってもらいたのでしょうか。それが計画通りに作動する精密機械として完成させるためのアドバイスを『小説塾』の塾長・薄井ゆうじがいたします。
さあ、才能を目覚めさせてください。一度は小説を書きたいと思ったことのあるあなた、いまこそ実際に書いてみてください。いままで書いてきたかた、何度も応募して落選を重ねてきたかたは、その書きかたの、どこがどういけなかったのか、どうすればもっと素晴らしい作品になるのか。それを知るためには、プロ作家の目を通して、作品を検証してみてください。そしてもういちど自分の小説を、しっかりと書くのだという気構えをお持ちください。何度も書き直して、推敲して、削除して、加筆修正して、完全な精密機械を完成させるという経験を、ぜひ一度なさってみてください。完璧な作品を書き上げたという喜びを味わってみてください。
ご自分の大切な作品を『小説塾』に送って(可愛い子供を旅に出させて)、プロの、あたたかなアドバイスを受けてください。ご自分のなかに眠っている才能を目覚めさせるのは、あなた自身です。