原稿用紙の使い方や、ワープロでの印字方法などをご説明します。
手書きの方は、原稿用紙に書きます。原稿用紙は、大きな原稿用紙でもいいし、小さなサイズの原稿用紙でもかまいません。ワープロの場合は、原稿用紙ではなく、A4の白い紙に印字します。
書きかたですが、はじめに題名を書いてください。題名無しや、『無題』という題名は、いけません。題名の次の行に作者名を書いて、そこから一行空けて、本文に入ります。
会話文のはじめのカギカッコ「 」は、上に詰めて書きはじめます。地の文の冒頭は、一字空けてから書いてください。
ワープロでの提出は、A4サイズの紙に印字(プリント)して郵送してください。印字するときの字間(文字と文字のあいだ)は詰めて、字間ゼロの設定にしてください。行間(行と行のあいだ)は、読みやすいように広げてください。印刷された小説の本を見て、文字の大きさと、文字と字間・行間のバランスをよく見て、それを拡大した比率にしてみて下さい。
ノンブル(ページ数)の位置は、左上の肩に印字します(手書き原稿用紙の場合も、同様です)。ワープロにその機能がない、あるいは設定方法がわからなければ、手書きでノンブルを書き入れてください。
そして一枚の用紙に印字する文字数が多いと、読む人が「しんどいなあ」と思うことがあります。ある程度大きな字で(12ポイント程度)、上下に余白をとって、一ページの行数や、一行の文字数を、バランスよく印字してください。
手書きの場合も、プリンターで印字した場合も、束ねた原稿を右上の肩で綴じてください。枚数が少ないとき(10~15枚以内)はホチキスかクリップで、枚数が多いときはダブルクリップ(ターンクリップ)で綴じます。
印字した原稿を郵送してもかまいませんが、できましたら作品のファイルのまま、メールに添付してお送りください。
※1作品1回完結講座の場合、100枚以上の作品には、できれば梗概(あらすじ)を付けてください。梗概の長さは原稿用紙1~3枚程度です。
※作品は、日本語で書かれたものだけを対象とします。(ただし作品中に一部、必要に応じて英語などの外国語が挿入されることは差しつかえありません)
作品は、印字した原稿を郵送していただいてもかまいませんが、もし可能でしたら、メールに原稿のファイルを添付してお送りいただけると、さらに詳しい推敲・講評の作業ができます。ファイル形式は、
●一太郎 形式
●word 形式
●テキスト 形式
以上のファイルです(PDFファイルは加工がしにくく、検索などもできないので、お薦めしません)。ファイルの状態でお送りいただければ、検索機能が使えますので、たとえば〈田中〉という人物が最初に出てきた初出(しょしゅつ)がどこなのかとかが瞬時に調べられますし、〈出てきた〉〈出て来た〉などの表記の統一についても、検索機能で調べられます。そういう意味で、ファイルのままでお送りいただくのがいちばんいいのですが、メールへの、ファイルの添付方法がわからないかたもいらっしゃると思います。簡単ですので、この機会に覚えてください。
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【メールへのファイル添付方法】
※まず、メールを作成します。題名と本文を書いたら、貼付したいファイルをエクスプローラーなどでひらいて、メールの本文に、ドラッグ&ドロップをします(ドラッグはアイコンまたはファイルネームの上にマウスのカーソルをあわせ、マウスの左側のボタンを押したままの状態でアイコンを動かす操作です。まるでアイコンをつかんで持ち上げたような状態になります。ドロップはドラッグしたアイコンを移動させたい場所〈メールの本文のところ〉で、押していたマウスの左側のボタンを離す操作です)
メールソフトによって微妙な違いはあるのですが、およそこんな感じでやれば、簡単にできます。不安でしたら、『小説塾』宛てに、何度か添付メールを送って、お気軽に試してみてください。
※メールに添付したファイルは、こちらでA4の用紙に印字してから添削・講評をさせていただきます。
※1作品1回完結講座の場合は、記入した「申込用紙」のファイルも添付してください。必要事項を箇条書きにしてもかまいません。
『小説塾』のメールアドレス usui@syousetujuku.com
②メール添付がうまくできないかたは、作品のデータファイル(一太郎、word、テキストファイルなど)を保存した記録媒体(フラッシュメモリ、SDカードなど)を郵送してもかまいません(媒体は返却いたします)。
③原稿用紙またはワープロでプリントした作品を「郵便」でお送りください。(1作品1回完結講座の場合は、記入した「申込用紙」も同封してください。必要事項を箇条書きにしてもかまいません)
送り先:〒134-0084 東京都江戸川区東葛西4-4-1-227 『小説塾』
(下のラベルを印刷して封筒に貼ってもかまいません)
原稿の控えについて
・『小説塾』に送る原稿は、必ずお手元に控えを取っておいてください。
・特に手書きの原稿は、できれば現物は手元に置いて、コピーを送るようにしてください。
・郵便や宅配便の事故による原稿の紛失については、『小説塾』は責任を負いかねます。
※匿名返送のお知らせ
『小説塾』からの講評・添削の返送は、通常は『小説塾』の専用封筒で返送させていただいておりますが、何らかの理由で『小説塾』の名前を封筒に書いて欲しくないというかたは、専用封筒は使用しないで、差出人を個人名にいたしますので、お申し出くださいませ。
新型コロナウイルス対応の受講方法について〈郵送を使わない受講もできるようになりました〉
『小説塾』では、新型コロナウイルスの蔓延による、郵便事情の悪化(特に海外や離島宛ての郵便物の停滞)などを考慮して、郵便物を介しない方法での受講も可能になりました。国内・国外を問わず、郵便を使用しないで、メールだけで受講のやりとりをご希望の方は、お申し出いただければ対応いたします。
【メールだけの受講希望】と明記してください。